
▲ KOTRA 忠南デクスター開所式の様子
忠清南道は、道内中小企業のグローバル市場参入とデジタル貿易への転換を支援するための本格的な取り組みを開始した。
2日、忠清南道は大韓貿易投資振興公社(KOTRA)と協力し、忠南経済振興院にて「忠南デクスター(deXter)」の開所式を開催した。
このイベントには、チョン・ヒョンシク政務副知事、KOTRAのイ・ジョンフン副社長、礼山郡長、道議会議員、道・市郡関係者、輸出関連機関および企業代表者など約60名が出席し、広報映像の上映、テープカット、施設見学などが行われた。
デクスター(deXter)はKOTRAが設立・運営するデジタル貿易支援センターのブランド名で、現在全国18か所で運営中だ。
今回開所した忠南デクスターは、道内の輸出初心者企業がデジタルを活用して海外市場を開拓するためのきっかけとなることが期待されている。
その主な役割は、輸出製品のデジタルコンテンツ制作、バイコリア(buyKOREA)への製品登録などのオンラインマーケティング、有望な海外バイヤー発掘支援など、輸出の全周期にわたる支援である。
これにより、地元の中小企業は、製品の撮影やコンテンツ制作からグローバルプラットフォームへの出品、バイヤーとの連携まで、すべての輸出プロセスをこの一か所で経験・実行できるようになる。
さらに、忠南デクスターは、「デクスターズ(deXters)」青年教育プログラムを通じて、地元の大学と協力し、実務能力を備えた若手デジタル貿易専門家の育成も進める計画だ。
今後忠清南道は、忠南デクスターを積極的に活用し、中小企業のデジタル輸出転換、若者の雇用創出、輸出市場の多角化対応等に注力し、忠清南道型グローバル貿易エコシステムの構築を加速させる方針だ。
チョン副知事はこの日、「忠南デクスターを道の7つの海外事務所やその他の輸出支援拠点と緊密に連携させ、地元中小企業の国際競争力を強化していく」とし、「道内の企業が世界に向けてさらに大きく、力強く羽ばたけるよう、今後も頼れるパートナーであり続ける」と述べた。
なお、忠清南道は昨年、輸出額が926億1,000万ドルで全国で2位、貿易黒字が514億6,100万ドルで全国1位を記録した。
担当部署: 投資通商課 貿易支援チーム
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