
▲ 香港国際生鮮農産物展示会の様子
忠清南道は4日、香港で開催された「2025年香港国際生鮮農産物展示会(Asia Fruit Logistica)」に参加し、地元産のイチゴとナシの新品種を紹介するとともに、輸出商談を実施した。
アジア唯一の生鮮農産物専門展示会である香港国際生鮮農産物展示会は、3日から5日までの3日間にわたり香港で開催され、香港、ベトナム、タイ、マレーシア、インドネシア、米国など、多様な国のバイヤーや生産者が参加した。
忠清南道は、今回の展示会において国内で唯一、地元のスマートファームで栽培された夏のイチゴを展示し、海外バイヤーの注目を集めた。
また、イチゴの新品種であるビタベリー、ピンクキャンディ、ゴールドベリーや、ナシの新品種であるシンファ、グリーンシスなどを積極的にPRし、関連する輸出商談を通じて国際バイヤーとのネットワークを構築した。
今回の展示会期間中、忠清南道は、地元ブドウ農家の輸出競争力強化のため瑞山(ソサン)地域を中心に栽培を進めているシャインマスカットも紹介し、ベトナムやタイ等の海外バイヤーと近々輸出開始することを合意した。
また、本格的な収穫期を迎えるナシの輸出拡大を目指し、米国バイヤーとのオンラインモールへの出品や現地販促販売に関する協議を完了するなど、幅広い成果を上げた。
忠清南道は今後も、展示会や輸出商談への参加および開催や輸出市場の開拓をリードし、海外マーケティングの強化など、地元農家の所得向上を図るために関連政策の持続的な開発、推進を試みる計画だ。
道関係者は、「今回の展示会は、忠清南道の優れたスマートファーム農産物を世界に紹介する最良の機会」とし、「忠清南道は今後、地元生鮮農産物の海外での競争力確保のため、輸出特化品種の開発や育成、低温流通システムの構築を進め、スマートファームの拡大に積極的に対応していく」と述べた。
担当部署:農食品流通課 輸出・直取引チーム
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