Chungcheongnam-do

​▲ 民選第8期キム・テフム第39代忠清南道知事が就任式で就任宣誓をしている。 
 
220万道民の志を一つにし、韓国の新たな歴史を刻む「強い忠清南道」が力強い第一歩を踏み出した。
 
画期的な経済成長を基に韓国の発展をリードし、温かく品格のある暮らしをつくり出し、皆の意見が尊重される忠清南道を実現する。
 
民選第8期の道政を率いるキム・テフム第39代忠清南道知事が7月1日、道庁の文芸会館で開かれた就任式で「強い忠清南道」の幕開けを内外に宣言した。
 
道内の高齢者、障害者、農漁業従事者、経済界関係者、多文化家庭、医療従事者、女性、青年など、各界各層の代表や機関・団体の長ら約700人が列席する中で開かれたこの日の就任式は、道政ビジョンに関するビデオの上映、就任宣誓、就任あいさつ、ユン・ソンニョル（尹錫悦）大統領らの祝電の朗読、記念植樹などの流れで行われた。
 
キム知事は、就任あいさつで「『忠清南道の体質を根本的に革新し、忠清南道の高い潜在力を実現せよ』という道民の厳しい命令に応えるべく、民選第8期の出発点に立った。220万道民の意志を受け止め、忠清南道の力強い飛躍を必ず成し遂げたい」と表明した。
 
キム知事は、まず「『力強く成長する経済』をつくる」と強調した。
 
大転換の時代に合わせて「変化の流れを綿密周到に読み取り、来たる未来に備える」という意味だ。
 
具体的には、△半導体・ディスプレイ・未来自動車・バイオ・二次電池など、未来戦略産業の集中的な育成 △石炭火力発電所の廃止対応策の模索とカーボンニュートラル経済の先導 △交通網・物流インフラの拡充などを通じて「忠清南道の経済産業図を塗り替え、強い経済の礎を築く」と説明した。
 
「地域が主導する発展」も進める。
 
キム知事は、「持続可能な成長を阻む最大の障壁となる地域不均衡を解消し、地域均衡発展により、新たな成長の突破口をつくる」という意志を明らかにした。
 
その方策として、△天安（チョンアン）・牙山（アサン）にデジタル首都を造成 △西海岸地域に国際海洋レジャー観光ベルトを造成 △洪城（ホンソン）・礼山（イェサン）に内浦（ネポ）革新都市を完成 △公州（コンジュ）・扶余（プヨ）・青陽（チョンヤン）に文化名品観光都市を育成 △鶏龍（ケリョン）・論山（ノンサン）・錦山（クムサン）の国防特化クラスターの発展などを提示した。
 
また、△未来産業人材の育成 △若くスマートな農業・漁業の促進 △海洋新産業の育成など、「各地域の特長や特色に合わせた発展戦略を通じ、忠清南道を地方分権と地域均衡発展の象徴とする」とキム知事は述べた。
 
「共に生きる温かい共同体」の実現のため、△堅固なセーフティネットの構築 △社会福祉ネットワークへのアクセシビリティの強化 △均等な保育環境づくり △高齢者貧困の予防と生産的な福祉の実現 △小学校内放課後保育システムの確立 △ケアの公共性の強化 △障害者・キャリア中断女性・脱北者・多文化家族・「危機青少年」に対するサポートの拡大 △誰もが受診できる医療体系の構築などを推進するとし、「働く福祉」や一人ひとりに合わせた福祉を通じて福祉の持続可能性を高め、弱者に寄り添う温かい共同体を目指していく」と語った。
 
また、「責任をもって『価値と品格のある暮らし』を実現する」と強調した。
 
百済文化複合団地の造成や、安眠島観光地の開発、忠清南道観光公社の設立、義兵記念館の建設、高齢者スポーツ施設の拡大・構築、生活スポーツの活性化などを通じ、「すべての道民が文化・芸術・スポーツ・観光を公正に享受できるようにする」というものだ。
 
 「皆の意見が尊重される忠清南道」の実現に関して、「強い忠清南道の強い推進力は、参加と疎通、自律と責任、デジタル行政から生まれるもの」とし、△忠清南道庁南部出張所の設置 △道が出資・出捐した機関の道民への開放 △忠清南道人材開発院における公共教育の強化 △自律と責任を重視する道政システムの構築 △メタバース道庁の設置 △忠清南道データセンターの新設 △データ基盤デジタル地方政府の実現などを推進し、政府予算も圧倒的に確保すると付け加えた。
 
キム知事は、自身の座右の銘である「舎生取義」と行動価値である「先公後私」を掲げ、「正しい価値を最優先にし、約束を必ず守る道知事になる」と約束した。
 
最後に、「忠清南道の『仕事人』として忠清南道に大事を成し、道民の幸せのために、できるという信念をもって全身全霊の努力で取り組む。根気強く『強い忠清南道』を実現し、弱者に寄り添う温かい道政を展開する」と表明した。
就任式に先立ち、キム知事は内浦新都市に位置する報勳公園の忠魂塔を参拝し、忠清南道の発展と道民の安寧を祈った​。

続いて、道庁職員の歓迎を受けながら「初登庁」した後、チョン・ヒョンシク政務副知事に任用状を授与し、「第1号決裁」書名式を行った。

 

 

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